人手不足の時代の人事評価/埼玉県久喜市・社会保険労務士事務所

採用が難しい時代は、今いる人を育てる会社が生き残ります。

社員に辞められてしまう余裕も、今いる人の力を眠らせておく余裕もありません。鍵を握るのは、部下を育てるリーダーです。ところが多くの会社の評価は、リーダー自身の担当業務しか見ていません。部下を育てても、評価されないのです。

部下を育てた人が報われる仕組みづくりと、リーダーの役割の見直しを一緒に進めます。

人事評価制度の構築 給与体系の設計 目標設定と面談の仕組み

まずは30分、相談する

こんなことが起きていませんか

ひとつでも当てはまれば、評価の仕組みに原因があるかもしれません。

社員が50名を超えると、評価する人が変わります

社長の目が届くうちは、評価制度がなくても会社は回ります。変わるのは、社長と社員のあいだに管理職が入ったときです。

社長が全員を見ている会社

基準は社長の頭の中にあり、書かれていなくてもひとつにそろっている。

管理職が評価する会社

社長の基準は、書いて渡さない限り上司には届かない。上司の数だけ、基準ができてしまう。

同じ働きぶりでも、上司が違えば評価が変わる。社員はそれをすぐに見抜きます。この段階で必要なのは、評価表より先に、評価する側の目線をそろえることです。

しかも管理職自身、自分の担当業務だけで評価されてきた人がほとんどです。だからこそ、次の「リーダーの仕事は3つ」という考え方が効いてきます。

リーダーの仕事は、3つあります

組織心理学の考え方では、リーダーの役割は次の3つに分けられます。

1

自分の担当業務

営業なら営業、事務なら事務。個人に割り当てられた仕事です。

2

チーム全体の成果を上げる

目標を示し、仕事を割り振り、部下を育てる。自分ではなく、チームの生産性を高める仕事です。

3

職場の一体感を保つ

人間関係と雰囲気を整える。手が止まっている人に声をかける。新人には手厚く、育った人には任せる。

問題は、評価の場面です。
「仕事は3つある」と伝えている会社でも、評価面談で聞くのは「あなた自身が何をやったのか」だけ、ということが起こります。すると社員は、1つ目だけを頑張るようになります。評価されないことは、やらなくなるからです。

人を育てた人、チームを回した人、雰囲気を支えた人が報われる。その状態をつくるのが、評価制度の本当の役割だと考えています。

辞める本当の理由は、語られません

退職に関する調査では、本人が話す理由は「キャリアアップ」や「仕事内容」が上位に並びます。ところが本音では、「上司との関係」「職場の人間関係」が多くなります。円満に辞めたいので、本当の理由は口にされません。

だから3つ目の「職場の一体感を保つ仕事」を、感覚論にしません。挨拶する、話を聞く、相手に合わせて任せ方を変える。こうした具体的な行動として、評価項目に落とし込みます。

「辞めてもらうしかない」と考える前に

その方は仕事ができないのではなく、今の仕事が合っていないだけかもしれません。

周りより劣っていると感じ続けた人は、自分を守るために批判的になり、協力しなくなります。態度の問題に見えて、誇りを守ろうとする反応であることが少なくありません。

苦手な仕事で自信を失っているなら、それは本人ではなく配置の問題です。
担当する仕事の割合を変えるだけでも、人は変わります。評価で「どこでつまずいているか」が見えれば、次の一手は「辞めてもらう」ではなく、「役割を見直す」になります。

3分でわかる 評価の仕組みセルフチェック

当てはまるものにチェックを入れて、ボタンを押してください。結果はこの画面に表示されるだけで、送信されません。

評価制度をつくったのに、使われなくなる理由

等級と評価表をつくれば、制度の形はできます。それでも動かなくなるのは、制度が書類ではなく「回路」だからです。

目標を決める→ 話す→ 返す ↺ 返したら、また次の目標へ

回らない会社

評価表を年に1度つけて提出するだけ。結果は本人に返らず、会社の数字も共有されない。

回っている会社

会社の向かう先が共有され、各自が目標を決め、定期的に面談があり、成果の数字が現場に届いている。

差がつくのは制度の精巧さではありません。「目標を決める・話す・返す」が続いているかどうかです。

もうひとつの原因は、評価項目の多さです。項目が50あり部下が10人いれば、上司は500の欄を埋めることになります。途中から全員に「3」をつけて終わります。当事務所では、項目を5つ前後に絞ります。

評価表をお渡しして終わりにはしません。目標の決め方、面談の進め方、社員にどの数字をいつ見せるかまで設計します。つくった制度が翌年も動いていて、はじめて仕事の完了だと考えています。

誰を昇進させるかは、会社から社員へのメッセージです

社員は、誰が上に上がるかを見て、会社の本音を読み取ります。

数字を上げる人だけが昇進する会社

部下にはきつく当たるが、自分の仕事はできる。そういう人が昇進すると、社員は「この会社は、そういう会社なんだ」と受け取ります。人を育てる人ほど、静かに離れていきます。

人を育てた人が昇進する会社

部下の面倒を見て、チームを回してきた人が上に上がる。社員はそれを見て、会社の方針を信じます。

上の役職ほど権限は大きくなり、その権限はチームのために使うものになります。だから昇進も「担当業務・チームの成果・職場の一体感」の3つで見ます。

この方針は、募集広告にも書けます。
「部下を育てた人が評価される会社です」。評価項目までそうなっている会社は多くありません。実態のある言葉は、それを求めている人に届きます。

進め方

  1. 現状をうかがう最初にお聞きするのは「この会社がどうなったら成長したと言えますか」です。ここで出てきた言葉が、評価項目のもとになります。
  2. 現状を数字で見る人員構成、給与の実態、これまでの昇給の決まり方を、実額で整理します。
  3. 骨格をつくる等級(役割の階段)、評価項目、給与との連動を設計します。会社が大事にする考え方を、具体的な行動に置き換えて項目にします。
  4. 影響額を確かめる新しい制度で人件費がどう変わるかを試算し、調整します。
  5. 社員に説明し、動かす説明会には社会保険労務士が立ち会います。最初の評価が一巡するまで伴走します。

制度をつくったあとは、社長と管理職の相談相手になります

評価を始めると、「この人に、どう役割を渡せばいいか」という悩みが必ず出てきます。それを社長ひとり、管理職ひとりで抱えないための窓口です。

社長・管理職のご相談

伸び悩んでいる社員にどの仕事を任せるか。反発する部下にどう向き合うか。誰を昇進させるか。評価の結果を見ながら、次の一手を一緒に考えます。

社員の方の相談窓口(ご希望に応じて)

社内では話しにくいことを、外部の第三者に相談できる窓口を設けることもできます。

辞めてもらうための窓口ではありません。役割を見直すための窓口です。
社長からのご相談でも、社員の側の事情を確かめたうえでお答えします。会社と社員のあいだに立つのが、社会保険労務士の仕事だと考えています。

※制度をつくったあとのご相談は、顧問契約の中でお受けしています。

ご依頼のかたち

いきなり制度をつくらなくても構いません。まず、いまの会社がどう見えているかを知るところから始められます。

はじめの一歩

社長の現在地診断

社員の方に匿名でお答えいただき、集計して社長にご報告します。個人が特定される形ではお渡ししません。

15万円
(税別)

評価の仕組みをつくる

等級・評価項目・面談の型

80万円〜(税別)

  • 等級の設計
  • 3つの軸の評価項目
  • 目標設定シートと面談の進め方
  • 評価者向けの説明

まわりの目を入れる

多面評価(360度)まで

150万円〜(税別)

  • 左記のすべて
  • 部下・同僚からの多面評価(360度)
  • 匿名での集計とフィードバックの設計

給与まで一体で整える

評価と賃金の一体設計

280万円〜(税別)

  • 左記のすべて
  • 賃金テーブルと昇給の設計
  • 人件費の影響額シミュレーション
  • 規程の整備・社員説明会・1年間の伴走
社長は、組織のなかで唯一、フィードバックを受け取らない立場にいます。制度をつくる前に、いまどう見えているのかを知る。そこから始めることをおすすめしています。

※価格は目安です。社員数や既存の制度の有無によって変わりますので、個別にお見積りいたします。

まずは30分、相談する

よくあるご質問

何人くらいの会社から、人事評価制度は必要ですか。

人数で決まるものではありませんが、社長がひとりで全員を見きれなくなったときが目安です。おおむね10名を超えたあたりから「あの人だけ優遇されている」という声が出はじめます。50名を超えるころには、評価をつける人が社長から管理職に移ります。当事務所では、この50名から100名ほどの会社を主な対象として、評価する側の目線合わせまで含めて設計しています。

評価制度をつくったのに機能していません。なぜでしょうか。

制度が悪いというより、回路が止まっていることがほとんどです。目標を決める、面談で話す、結果を返す、会社の数字を共有する。このどれかが抜けると、評価表だけが残ります。既存の制度を活かしたまま、回路の部分だけを立て直すご依頼もお受けしています。

評価項目は、いくつくらいが適切ですか。

5つ前後をおすすめしています。評価する上司が覚えていられる数、社員が仕事の最中に意識できる数が上限です。項目が多いほど丁寧に見えますが、実際には評価者が回しきれず、全員に同じ点をつけて終わりがちです。役職ごとに項目の中身を変えることはあっても、数は増やしません。

評価と給与は、セットで見直すべきですか。

最終的にはつながります。評価しても給与に反映されなければ、社員は評価を信じなくなるためです。ただし一度に全部を変える必要はありません。先に評価と面談の仕組みを動かし、給与体系は次の段階で整える進め方もご提案しています。

社員から反発が出ないでしょうか。

新しい制度には必ず抵抗が出ます。そのため、いきなり全社に導入するのではなく、賛同してくれる方を少しずつ増やしていく進め方をおすすめしています。説明会には社会保険労務士が立ち会い、質問にその場でお答えします。制度の中身を決める前に、意見を聞く場を設けることもあります。

仕事ができない社員がいて、辞めてもらうしかないと考えています。

その判断の前に、確かめていただきたいことがあります。まず声をかけて話を聞く。次に、その方の貢献を見つけて「必要だ」と言葉で伝える。そして周りとではなく、半年前の本人と比べてできるようになったことを伝える。あわせて得意な仕事の割合を増やします。それでも変わらない場合に、はじめて次の段階を考えます。そのときも、法的な手順と本人への説明を整えたうえで進めます。

制度ができたあとも、相談できますか。

はい。顧問契約の中で、社長と管理職の相談窓口としてお受けしています。ご希望に応じて、社員の方が外部に相談できる窓口を設けることもできます。

給与を下げる方向の見直しはできますか。

労働条件の不利益変更にあたるため、手続きと説明が非常に重要になります。安易にお引き受けはしませんが、必要性がある場合には、法的な手順と社員への説明の両方を設計したうえで進めます。いちばん難しい場面にこそ、社会保険労務士が立ち会うべきだと考えています。

期間はどれくらいかかりますか。

評価の仕組みづくりで3か月から、給与体系まで含める場合は半年から1年ほどが目安です。費用は上の「ご依頼のかたち」をご覧ください。

こんな会社に向いています

反対に、「とにかく安く形だけ整えたい」「書類さえあればよい」というご要望には、お応えできないことがあります。運用まで見ることを前提にしているためです。

まずは30分、話を聞かせてください

いまの評価のどこに引っかかっているのか、整理するところから始めます。個別相談は30分5,000円(税別)です。

メールで相談する
労務経営管理のぞみオフィス(社会保険労務士 矢羽田 梨絵子)
〒340-0206 埼玉県久喜市西大輪3-2-6 トーシンビル305
TEL 0480-44-8014(平日9:00〜17:00)
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